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西川 結城(Yuki Nishikawa)
大学在学中より横浜FCの専属ライターとして活動を開始。2007年よりサッカー専門新聞『EL GOLAZO』の記者として数多くのJリーグチームと日本代表を担当。海外クラブで活躍する本田圭佑や吉田麻也も若い時代から取材。現在はサッカー、スポーツ誌各媒体にも寄稿している。
遂に、『SAMMY SOCCER PROJECT』、初のイベントプログラムが開催された。
2月25日、東京・豊洲のMIFA Football Parkには、朝から多くの子供たちとその家族が集っていた。会場には、本プロジェクトのアンバサダーであるオランダ・ヘーレンフェーン所属の小林祐希選手の写真パネルが並び、参加する子供たちがこぞって撮影するなど、和やかな空気が流れていた。
「Webに載っている動画をいつも見ています!」と元気に答える子供に、「小林選手のコラムなども読んでいます。今日がどんなクリニックになるのか楽しみにしていました」と隣にいた保護者の方も明るい表情で今回のイベントを楽しみにしている様子。この日は午前の部(小学1,2年生)と午後の部(小学3,4年生)に分けて行われたが、これまでWebをメインに展開されてきたプロジェクトを実際に体験できる貴重な機会を、参加者の方々も待ちに待っていたという空気が伝わってきた。
イベントは二つの部門が並行して開催される形式で行われた。
まず、かつて日本代表・浦和レッズでキャプテンを務めた鈴木啓太氏がヘッドコーチとして指導する、子供たちに向けたサミーサッカークリニック。そして室内では、本プロジェクトを監修する㈱グラスルーツの今野敏晃氏が保護者に向けたヤングアスリートマネジメント講座を開催(詳細は3ページ目に掲載)。サッカークリニック、ヤングアスリートマネジメント講座に当選された多くの参加者がプロジェクトを体感した。
また、小林祐希選手からのビデオメッセージも流れ、試合前に自分を落ち着かせ、集中力を高めることの大切さについて子供たちに伝えられた。日本を代表し、欧州の最前線で戦う小林選手の貴重な考えに、保護者の方も含め参加者は熱心に耳を傾けていた。
最後に、主催者であるサミー(株)から、「皆さんにサッカーを通じて、エンタテインメントの素晴らしさを体感していただき、弊社のグループミッションである"感動体験を創造し続ける"ことを皆さんと一緒に作り上げていきたいです!!」と話し、大盛況の中でイベントは終了した。今後は第二回開催(日程は未定)も予定されており、Webの更新と連動してプロジェクトは益々本格的に進行していくことになる。